Web社内報であれば、PV数(ページビュー)やクリック率といった具体的な数値を目標とすることが一般的です。しかし、紙の社内報では閲覧率を直接確認することが難しく、目標設定に悩む企業も多いでしょう。
本記事では、紙の社内報における目標設定の方法を紹介し、効果的な社内報運営のヒントとします。
1.閲覧率を調べる
紙の社内報の閲覧率を把握するための方法はいくつかあります。
アンケート調査の実施
定期的に社員を対象にアンケートを実施し、社内報の閲覧率を調査する方法があります。
Webアンケートツールを活用している会社が多い印象ですが、紙のアンケートを作成し、社内に回収BOXを設置することで、社員の意見を収集している会社もみられます。
設置場所の工夫
社内報を各社員の机に直接配布するのではなく、共用スペースなどに積んで設置し、社員が自由に持ち帰る形式にすることで、減り具合を観察できます。設置した部数と残数を比較し、どれほどの社員が手に取ったのかを把握する方法です。
2.読者の反応を調べる
閲覧率に加え、読者の反応を知ることで、社内報がどの程度関心を引いているかを判断できます。
モニター制度の導入
各部署に「モニター」となる社員を設置し、フィードバックを受ける方法です。モニターには、部署内での社内報に対する反応を観察し、どのような記事が話題になったのかを報告してもらいます。
編集委員による手渡し配布
社内報の編集委員が完成した社内報を直接社員に配布することで、社員の反応を直接見ることができます。その際に「どの記事が気になりますか?」といった簡単な質問を投げかけることで、関心の高いテーマを把握することも可能です。
3.社員の満足度調査を実施する
社内報は「インターナルマーケティング」の一環として、社員のモチベーション向上やエンゲージメント強化を目的に発行されます。そのため、従業員満足度調査(ES調査)を実施し、その結果を目標値として設定する方法も有効です。この方法は、直接的な社内報の調査とはなりませんが、社内広報を行う部署の評価として利用されることが多い印象です。
4.イベントの参加人数を調べる
社内報の目的のひとつに「部署間のコミュニケーションの促進」があります。社内報でサークル活動や社内イベントを告知し、その結果どの程度の社員が参加したのかを記録することで、社内報の影響力を測ることができます。
5.施策の利用率を調べる
社内報では、福利厚生制度の紹介や、新たに導入されたソフトウェアの使い方を特集することがあります。その際、該当する制度の利用率やソフトウェアの活用状況を調査することで、社内報が社員の行動変容にどれだけ寄与したかを評価することが可能です。
6.アルバイトの定着率を調べる
ある飲食店では、社内報の紙面の一部を「アルバイト向け」として割き、アルバイトのモチベーション向上を目的とした記事を掲載しています。この社内報を休憩室に設置し、アルバイトに閲覧を促進。この結果、アルバイトの定着率がどの程度向上したか目標値とすることで、社内報の効果を測定しています。
7.社内報の表彰制度を活用する
社内報の成果を評価する方法のひとつとして、外部の表彰制度にエントリーすることが挙げられます。「経団連推薦社内報審査」や、ウィズワークス株式会社様の「社内報アワード」などの制度を活用し、入賞を目指すことで、社内報の質を高めるとともに、客観的な評価を得ることができます。